CMEは犀の角のように。

独学で世界標準の臨床内科学を継続的に学習する方法、をさぐります。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【原著】市中獲得型フルオロキノロン耐性大腸菌と近隣地域の抗菌薬使用量には関連がある:住民対象の症例対照研究

*文献を翻訳した内容の部分は黒色で記載しています。 *Saitsunoxの考えた内容の部分は青色で記載しています。 以前勤務していた地域ではキノロン耐性大腸菌が多いと感じていました。そしてその地域では、ある医師がキノロンを多用していた時期がある、とい…

【原著】敗血症性DICにおいて、リコンビナントトロンボモジュリンを用いた群は、用いない群と比べ、生存期間が長かった。

これまで自分の中で裏を取らずに“使わない派”になっていたトロンボモジュリンです。科学的根拠に基づいて判断をする医師になりたいと常々思っているわりにちゃんと調べていないトロンボモジュリンについて勉強しました。 Recombinant human soluble thrombom…

【原著】多剤耐性株を含む腸内細菌による複雑性尿路感染症に対して、1日1回のプラゾマイシンはメロペネムに非劣性を示した。

*文献を翻訳した内容の部分は黒色で記載しています。 *Saitsunoxの考えた内容の部分は青色で記載しています。 多剤耐性菌は現在の感染症界のみならず医療界における重要課題といえます。2050年には世界中で年間1000万人が耐性菌による感染症で亡くなるとい…

【総説】抗菌薬アレルギー

ランセットの総説です。抗菌薬もアレルギーも、科を問わず扱うまたは遭遇するものです。総説をアウトプットするのは骨が折れますが、学んでみました。 Antibiotic allergy. Blumenthal KG, et al. Lancet. 2019. PMID 30558872 【序文】 不正確に確定(認定)…